『灌中（カンチュウ）』栄養ドリンクです

赤磐農場
2024年11月7日

夏が終わってのんびりされていると思いましたが、収穫後は来年に向けての作業が待っていました。秋の10月下旬～11月に基礎となる時期に元肥としてゆっくり効果のでる「緩効性肥料」を与え、収穫の後にお礼肥として「速効性の肥料」を与えます。

7月半ばに収穫を終えた赤磐農場ですが、成長を続けようとする芽や枝を摘む地道な作業が続いていました。樹の負担軽減のためです。
この日は灌中作業です。私たちが疲れた時に栄養ドリンクを飲むのと同じで即効性のある液体肥料を与える作業です。土にも肥料を混ぜ込んでいますがプラスして与えます。

樹から離れたところを狙って打ち込んでいて、根本ではなく根の先へ与えることで栄養分を求めてさらに根を伸ばす効果もあるそうです。１本の樹に20か所以上打ち込んでいました。

そろそろ落ち葉の季節となりますが、葉の栄養を樹に戻すと葉の役目を終え落ち葉となります。葉が全て落ちると樹は休眠期になり来年の春を待つのです。それまでにしっかり栄養補給をさせてあげるというわけですね。