青葉の下で育つ桃のヒミツ。硬核期って知ってる?

赤磐市うまい桃づくり
2025年5月26日

岸田農園
岸田光司さん

岸田さんは代々続く農家さんの3代目で30年間農業に従事されています。毎年耕作面積を増やし続けて白鳳・清水白桃から新品種の白皇まで幅広く桃を育てているエキスパートです。家業を農業法人化して取り組む傍ら、山陽地区の「赤磐市うまい桃づくり」の代表も務めておられます。

5/22岸田さんから送られてきた画像は青々と葉が茂りいくつも実をつけた清水白桃の樹です。
4月8日の満開から約7週間あまりが経ち、桃の実も順調に育っています。桃が実るまでにはいくつかの成長段階があり、その中でも「硬核期(こうかくき)」は、桃の実の中にある“種”が固くなり始める、とても大切な時期です。

硬核期とは、桃の果実の中にある「核(たね)」が、やわらかい状態から徐々に固くなっていく期間のことをいいます。この時期になると、桃の実も少しずつ大きくなり(5~6センチ)見た目は大きめの梅のようです(笑)品種や地域差はありますが満開から50日程度で硬核期を迎えます。岸田さんによると山陽地区では、今年は5月28日頃がそのタイミングになるとのこと。
この時期にまとまった雨が降ると、果実が急激に水分を吸収し種が割れてしまう「核割れ」という現象が起こることがあります。実際、昨年はこの時期に雨が多く降り、桃の生産に大きな打撃を与えました。今こそ『晴れの国 岡山』の底力が試されるとき。おいしい桃を育てるために、天候にも注目が集まります。

清水白桃
「清水白桃」は岡山県が発祥の果皮が白い桃です。乳白色の果肉は緻密でやわらかく、果汁が豊富で口当たりはなめらか。酸味は少なくて上品な甘味があります。

2025年度も清水白桃は販売予定です。
ご自宅へのお取り寄せはもちろん、ご贈答にも対応致します。掲載まで今しばらくお待ちくださいませ。

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